パーティーから数日後、港で会ったので声をかけた。先日、群馬からお父さんが来たんだって、と聞くと。え!ええ!!、誰から!、誰から聞いたの、私お父さんが島に来た事誰にも言ってないのに、とびっくりしていた。おじさん、地獄耳だから何でも知ってるよ、というと観念したのか、皆さん島の良い人に出会えた事、一生忘れないよと、笑顔で答えていた。真美ちゃんのお父さん、本当に心配で仕事を休んで、高い飛行機代出して、様子を見に来たんだぞ。もっとお父さんに、甘えた方がいいよ、というと、ニ週間後に島を離れるけど島の事、一生忘れないから、と明るい笑顔だった。群馬へ帰ったら、お見合いをし、いい人見付けな、というとコックリうなずき、私必ずいい人見付けて、もう一度島へ来るからと自信に溢れた少女の笑顔が返ってきた。この島は、見事なハートの形を...b1179地獄耳
島に昼間は軽食、夜は飲み屋になる小さな店がある。ヘルパーとして23歳の娘と27歳の真美ちゃんが、昼夜交代で働いている。真美ちゃんは、ひかるの娘と同じ名前なので、何時も呼び捨てにしかわいがっている。真美も、ひかるの事を父親の如く親しくしてくれている。夕方7時頃、店に行くと島の牧場をやっている青年達が、5人ほど集まっていた。隅っこの二人掛けのテーブルに座ると、青年達が手招きをするので同席すると、何とテーブルには寿司と焼き鳥、串焼きが所狭しと豪勢に並べられている。この島にはない料理で、石垣島より取り寄せたばかりだという。何か祝い事でもあるのかと聞くと、真美ちゃんの27歳の誕生祝だとの事。しばらくして、真美を席に座らせると、電気が切られ真っ暗闇。入り口から、若者がタンタータタン、タンタータタンと、出来立てのケーキ...c1178ファッションモデル?
まったく使われていないが、滑走路を思わせる訳の分からない、とてつもない長い桟橋がこの黒島には残っている。周囲12キロ、海抜12メータ、平べったい島の規模からすると、昔の人のやる事は分からない。昔の出来事、車や重機も無く、すべて人力。超大型台風となると、風は勿論半端でない波が打ち寄せるが、それにも耐え残っている。島の古代人のエネルギーはエジプトのピラミットに負けないぞー橋の先端で夜中、日本の南端、ハートの島、天の川を眺め彦星、織り姫に思いを走せ流れ星に願いをかける・・最高のデートスポットではないだろうか・・ちなみに作曲家が見ていれば、この場所は明け方、干潮時、波の音も無く虫の音も無い。勿論車やエアコン風の音等無く、完璧な無音状態が体験出来る場所でもある。ギターを抱え訪れる大者アーティストがいるが島の人は知ら...c1177天空橋
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